静岡県藤枝市/藤枝駅前再開発の都市計画決定
2024年10月08日 17:19 / 店舗
静岡県藤枝市は10月3日、「藤枝駅前一丁目6街区第一種市街地再開発事業」の都市計画決定(告示)を行った。
駅前一丁目6街区は、JR藤枝駅北口のメイン道路に隣接し、商店や業務施設などが並ぶ約0.3haの区域。
駅北口に面する好立地でありながら、小規模な老朽建物が密集しており、土地の合理的かつ健全な高度利用など、権利者の市街地再開発事業によるまちの更新・活性化への思いが強いエリアなため、4月3日に準備組合から市へ都市計画決定手続き開始の要望書が提出され、市は県との協議や住民説明会、市都市計画審議会での審議等の手続きを進めてきた。
事業では、玄関口にふさわしい安全で活気ある魅力的なまちを目指し、新たな施設整備により、土地の合理的かつ健全な高度利用と、都市機能として商業・業務施設の集積と良質な都市型住宅の供給を図り、良好な都市環境を形成する。
今回の決定とともに、容積率緩和による建築物の高層化やオープンスペースの確保、緑化の推進、風俗営業の制限等を定めた地区計画の都市計画決定(告示)を8月30日に実施したが、これに伴う建築条例の改正も10月3日(9月議会最終日)に公告した。
都市計画決定により、藤枝駅前一丁目6街区再開発準備組合設立から14年を経て、事業が大きく動き出す。準備組合(池谷仁志理事長)では、今後、市街地再開発組合設立に向けて事業計画の検討に着手し、2025年度の組合設立認可取得、2026年度の建築工事着手を目指し、事業を進める計画だ。
2028年度の竣工を目指しているが、現在解体工事中の、近接する駅前一丁目9街区第一種市街地再開発事業が2027年度に竣工予定であり、このツインタワーにより駅北の姿が大きく変わり、しずおか中部の生活・創造拠点づくりに寄与するという。
■計画概要
施行者:藤枝駅前一丁目6街区市街地再開発組合(予定)
整備内容:地区面積約0.3ha
用途:住宅、店舗、業務施設等
延面積:約13,058m2
規模:地上17階建(住宅戸数104戸)
■経過・予定
2010年6月18日:再開発準備組合設立
2024年10月3日:都市計画決定
2025年7月:組合設立(事業計画認可)(以下、予定)
2026年4月:権利変換計画認可
2026年6月~10月:建物除却工事
2026年10月から2028年10月:施設建築物工事
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