賃上げ2025/UAゼンセン組合員150万人弱の賃上げ決定、パート5.83%

2025年06月06日 10:30 / 経営

UAゼンセンの6月2日の発表によると、正社員(フルタイム)組合員は1236組合、短時間(パートタイム)組合員は371組合、契約社員組合員は134組合が妥結。合計150万人弱の組合員の賃上げが決定した。

正社員組合員の妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は1万4631円(4.82%)、賃金引き上げ分(ベア等)は1万435 円(3.32%)の引き上げとなった。

物価上昇を上回り生活向上分を確保する賃上げを実現している。前年と比較できる1194組合での比較ではほぼ前年並みとなっている。

規模別では、前年と比較できる組合の集計では300人以上の組合が前年並みの結果となったのに対し、300人未満の組合が総合計で470円(0.08%)増となった。

短時間(パートタイム)組合員の妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は、66.9円(5.83%)の引き上げ。

<短時間組合員の妥結状況>

総合計(制度昇給、ベア等込)
組合数
人数
要求 妥結
額(円) 率(%) 額(円) 率(%)
単純
平均
全体計 371組合 79.9 7.00 59.6 5.21
製造産業部門 3組合 88.0 8.50 26.0 2.47
流通部門 269組合 79.2 7.12 57.5 5.16
総合サービス部門 99組合 81.6 6.65 66.5 5.45
加重
平均
全体計 862,904人 81.0 7.05 66.9 5.83
製造産業部門 308人 92.8 8.46 31.4 2.82
流通部門 685,848人 81.7 7.17 68.8 6.05
総合サービス部門 176,748人 78.3 6.58 59.7 4.99

10年連続で正社員組合員の引き上げを上回った。

また、前年と比較できる348組合の加重平均額は4.4円(0.03%)増加した。128組合で満額回答(内21組合が満額超)を獲得した。

契約社員組合員の妥結した134組合の総合計(制度昇給、ベア等込)は、加重平均で9842円(4.25%)の引き上げとなっている。

前年と比較できる126組合の総合計加重平均は、前年を158円下回っている。

賃上げ2025/UAゼンセン正社員5.38%・パート6.37%、87万人強が妥結

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