ショッピングンセンター/3月の既存SC売上高2カ月連続増加し2.2%増
2019年04月22日 11:00 / 月次
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日本ショッピングセンター協会が発表した3月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SC売上高の前年同月比は2.2%増となった。好天に恵まれ衣料品が堅調だったことに加え、前年に比べて休日が1日多かったこともプラス要因となった。
立地別・構成別をみると、テナントは春物の衣料品が好調だったこともあり全ての立地で前年を上回り総合で2.7%増、キーテナントは、前月(1.7%減)から1.4ポイント改善しほぼ前年並の0.3%増となった。
立地別・地域別をみると、全9地域のうち、東北、中国、四国の3地域が前年比マイナス、残りの6地域は前年を上回った。近畿の中心地域は5.1%増となり前月に引続き好調だった。
都市規模別・地域別をみると総合で大都市は2.6%増、その他の地域も1.8%増で両者ともに前年を上回った。北九州市(9.3%増)、川崎市(6.1%増)はリニューアルや増床により売上を伸ばしたSCがけん引した。
一方、広島市は新規で開業したSC等の影響もあり既存店が苦戦し9.0%減と前年を大きく下回った。
業種毎の販売動向をみると、飲食を好調と回答したSCが多かった。また、平年よりも暖かい日が続いた月前半を中心に春物の衣料品が堅調に推移したこともあり婦人衣料を好調と回答したSC数がみられた。
なお、2018年SC年間総売上高は、前年比1.9%増の32兆6595億円(全SCベース・推計の確報)だった。
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