ビックカメラ/カメラブと資本業務提携「テイクアウトレンタル」拡大
2021年10月01日 12:00 / 経営
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ビックカメラは10月1日、カメラ機材のサブスクリプションサービス「GooPass」を展開するカメラブと資本業務提携契約を締結した。
提携により、ビックカメラグループ店頭とECにおけるカメラブ協業モデル「テイクアウトレンタル」の取り扱いを拡大する。また、ビックカメラグループとカメラブユーザーの相互送客・ユーザー利便性の向上やカメラユーザー拡大のための「体験型サービス」領域での協業を検討する。
テイクアウトレンタルとは、ビックカメラの店頭でカメラ機材を購入する際に、購入するかどうかをその場で決めずに、新品在庫をお試しレンタル品として持ち帰って試せる、カメラのサブスク「GooPass」の新プラン。持ち帰って試した結果、気に入った場合は後日そのまま購入ができ、購入に至らない場合でも一定期間後に返却ができる、カメラの新しい購入手段だという。
ビックカメラでは、既に3店舗(渋谷東口店、池袋カメラ・パソコン館、アミュプラザくまもと店)で導入しており、11月以降順次取り扱い店舗や対象商品の拡大を進める。
カメラブは、フォトグラファーや映像クリエイターなどの新しい世代のクリエイター活動を支援するべく、2017年に設立された。プロダクトとテクノロジーの力を通じて、今まで敷居が高かった撮影機材を手に入れるための新しい選択肢を提案することにより、誰にとってもカメラがもっと身近なものになる手助けをし、撮影体験の機会を創出することを通じてカメラの文化を育んでいる。
カメラブとの資本業務提携を経て、もっと気軽に、もっと本格的に、新しいカメラの楽しみ方を伝えると共に、サブスクリプションやレンタルモデルでのカメラ利用からの循環型社会(サーキュラーエコノミー)への取組を強化する。
今回、ビックカメラがサブスクリプション事業(リカーリング事業)へ事業領域を拡大するにあたり、カメラブが有する該当領域の各種ナレッジと、ビックカメラグループの持つ店舗・EC販売網等のリソースを掛け合わせることで事業シナジーを創出できると考え、資本業務提携をした。
なお、今回のカメラブへの出資はビックイノベーションキャピタルとしての第1号案件となる。ビックイノベーションキャピタルは引き続きスタートアップ企業、異業種、外部企業との事業共創を模索するという。
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