明治/レシピ・メニュー提案の新施設「アプリケーションセンター」本格稼働
2022年06月10日 11:40 / 経営
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明治は6月9日、同社の東陽町ビル(東京都江東区新砂)に「明治アプリケーションセンター」を設置した。投資金額は約5億5000万円。
<明治アプリケーションセンター入り口>
業務用食品に関する技術・知見を最大限に活用し、業務用食品事業拡大のための洋菓子・外食業態や食品加工メーカーへの取り組みをより一層強化する拠点として設置したもの。「アプリケーション」とは、業務用食品を活用するユーザーに、業務用食品を活用したレシピ・メニューとその関連する市場データなどの情報をあわせて提案することを指す。
これまで、テストキッチンで同社の業務用食品を活用したレシピ・メニューの提案を行ってきたが、業務用食品の取り扱いが特に拡大している食品加工メーカーへのアプリケーションを活用した提案力をより強化し、業務用食品事業の拡大につなげるために、このセンターを設置した。さらに、プレゼンテーションスペースの確保や作業スペースの拡大、業務用食品を活用するユーザーの生産ラインに準ずる設備の導入により、迅速なアプリケーション開発・提案の実現を図る。
<ウエットエリアのイメージ図>
包餡機、レトルト殺菌機、各種攪拌機など、主に製菓、冷食・調理食品の製造ラインに準じた設備をそろえた。ユーザーとの共同試作を通じて、風味、食感、物性のイメージを共有するとともに、課題を幅広く解決していく。
<ドライエリアのイメージ図>
各種オーブンやミキサーなどのパン、洋菓子、外食、中食に必要な設備がある。商品にした際の風味、食感、物性を確認することはもちろん、作業工程(オペレーション)もイメージすることが可能だ。
<ジョイントエリアのイメージ図>
大型プロジェクターを使ったテレビ会議システムを導入した。遠隔の顧客や研究所をつなぐことで臨場感のある意見交換ができる。
<プレゼンテーションルームのイメージ図>
VRでのカカオ産地訪問や明治の技術情報に触れる機会など、アプリケーションセンターだからこそできる体験を提供。明治の開発者とのディスカッションを通じて新たな価値を創造していく。技術講習会、勉強会での利用もできる。
■明治アプリケーションセンター設置の概要
所在地:東京都江東区新砂1-2-10明治東陽町ビル3階
投資額:約5億5000万円
延床面積:約630m2
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