日本空港ビルデング/3月期の物品販売業は22.9%増の1344億円
2016年05月11日 14:10 / 決算
日本空港ビルデングの2016年3月期決算によると、売上高1344億7100万円(前年同期比22.9%増)、営業利益94億7600万円(7.2%増)となった。
円安の影響や東南アジアなどに対するビザ発給要件の緩和などにより、訪日外国人旅客数が前期から、大幅に増加し、下期に入りいわゆる「爆買い」は沈静化傾向が見られたものの、国際線売店売上やその他の売上(卸売)が通期では大幅に増加した。
国際線売店売上は、主に中国や東南アジアなどからの訪日外国人旅客を対象とした集客施策が奏功し、ブランド品を中心に売上が好調に推移し、前年を大きく上回った。
そのほかの売上(卸売)も、羽田空港、成田空港、関西空港、中部空港といった主要空港に加え他空港への卸売も好調に推移したことなどにより、前年を大きく上回った。
国内線売店売上は、国内線航空旅客数が前年並に推移するなか、前年度に営業を開始したイセタン羽田ストア2店の売上貢献などにより、前年をわずかに上回った。
営業利益は空港型市中免税店の開業準備や営業に伴う費用増もあり、減益となった。
飲食業の営業収益は200億6300万円(10.7%増)、営業利益は各種コスト削減効果もあり、5億6400万円(116.9%増)となった。
飲食店舗売上は、羽田空港国内線旅客ターミナルビルと国際線旅客ターミナルビルでの新規店舗展開などにより、前年を上回った。
機内食売上は、顧客である外国航空会社の増便や新規取引などにより、前年を大きく上回った。
その他の売上は、羽田空港国際線旅客ターミナルビルでの業務受託料収入の増加により、前年を上回った。
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