カッパ・クリエイトは12月22日、10月から開始したかっぱ寿司のリブランディングの経過報告を発表した。
四方田豊社長は「回転寿司市場が拡大する中で、当社はシェアを落としている。安っぽい、おいしくないというイメージの払拭が必要であり、リブランディングを行った。リブランディングの結果を調査すると、安っぽいというイメージが減少し、おいしいという評価が上がってきている。国産ブランド魚プロジェクトなど、これまでの回転寿司チェーンがやらなかった取り組みを通じて、お客に選ばれる店舗にしたい」と語る。
リブランディングでは、ロゴの変更、店舗の内外装のグレードアップを実施し、清潔感や新しさを打ち出した。
リブランディングを行った三鷹店の売上前年比は約35%増、富岡店は約30%増、青梅店は約20%増と好調に推移している。
店舗リニューアルに先駆け看板の掛け替えを行っている店舗もある。店舗リニューアル計画の詳細は、2017年1月末にまとめる予定だ。
平均客単価は現在970円程度で、自社調査では回転寿司の大手4社の中では最下位となっている。リブランディングにあわせ、商品のグレードアップも実施し、客単価の向上も目指している。
四方田社長は「1皿100円という値ごろ感をなくさないが、商品を原価を下げるだけでは驚きのある商品をお客様に提供できない。にぎりであれば1皿280円くらいを目安に商品開発をしている。食べてもらえる皿数を増やすことで、客単価を1000円以上に引き上げていきたい」と語った。
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