ゲオHD/セカンドストリート台湾50店舗達成「CITYLINK三重店」12/20オープン
2025年12月19日 15:45 / 海外
ゲオホールディングスのグループ会社であるセカンドストリートの台湾現地法人2nd STREET TAIWAN Co., Ltd.(セカンドストリート台湾)は12月20日、台湾50店舗目「2nd STREET CITYLINK三重店(セカンドストリート シティリンクみえてん)」をオープンする。
「CITYLINK三重」の開業にあわせてオープン。衣料品、バッグ・靴・アクセサリーといった服飾品など約1万点のリユース商品を取り扱う。
ラグジュアリーブランドからカジュアルブランドまでの幅広いファッションアイテムを、リーズナブルな価格で販売。短い滞在時間でもスムーズに買物を楽しめるよう、アイテム・カテゴリー別の商品陳列や通路幅の確保などを行い、視認性と回遊性に優れたシンプルなレイアウトで構成した。
既存の店舗において、新北市の中では三重エリアに居住している人からの買取が最も多いことから、今回の新店にも多くの品物の持ち込みが想定される。高い商品回転率を意識した店舗運営を行うことで、いつ訪れても商品との出会いを楽しめるよう、ラインアップの充実を図るという。
また、高い人口密度と消費力を誇り、商業地として大きな発展の契機を迎えている同エリアは、引き続き台北市や新北市への店舗展開を図るセカンドストリートにとって、事業基盤を強化し市場浸透率を高めるための重要な拠点になると考えている。これからさらなる認知度の拡大と、新規顧客の獲得を目指す。
セカンドストリート台湾が50店舗の出店を達成できた要因は多岐にわたる。台湾は日本文化への親和性が高いうえ、リユースという価値観が根付きつつあり、大きなポテンシャルを秘めた市場だという。これらの点からゲオHDは、台湾での事業を好機と捉え、日本で培った運営ノウハウや査定システム、店舗設計などを導入し、店舗展開を推進してきた。
特に、台北などの主要都市圏でドミナント戦略を徹底的に実行したことが、成功の鍵となり、地域内での圧倒的な認知度と信用を短期間で獲得。「おしゃれな掘り出し物が見つかる場所」というブランドイメージの確立につながった。
一方で、安定した買取基盤の構築と、急速な店舗拡大に伴う現地人材の育成が課題になっている。特に買取については、台湾への進出当初と比べて、中古品を買い取ってもらうリユース文化が徐々に広がってはいるものの、まだ同国全体に浸透しているとは言えない状況だという。そのため、引き続き、在庫確保の取り組みに注力していく必要がある。
今後、セカンドストリートは台湾で、2030年3月までに100店舗を出店する計画。今後も海外での出店を加速させ、海外現地におけるリユースの認知度拡大および循環型社会の実現を目指す。
■2nd STREET CITYLINK三重店
所在地:台湾新北市三重區捷運路60號
オープン日:2025年12月20日(土、現地時間)
営業時間:月~木、日11時~21時30分/金、土11時~22時
売場面積:約221m2(約67坪)
取扱商品:衣料品、バッグ・靴・アクセサリーなどの服飾品約1万点
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