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ファーストリテイリング/8月期増収増益、海外売上初の1兆円超

決算/2019年10月11日

ファーストリテイリングが10月10日に発表した2019年8月期決算によると、売上収益2兆2905億4800万円(前年同期比7.5%増)、営業利益2576億3600万円(9.1%増)、税引前利益2524億4700万円(4.0%増)、親会社に帰属する当期利益1625億7800万円(5.0%増)となった。

<国内ユニクロ店舗イメージ>
ユニクロ

売上収益、営業利益が過去最高の業績を達成。海外ユニクロ事業の好調と、ジーユー事業の大幅な増収増益が貢献した。

国内ユニクロ事業の売上収益は8729億円(0.9%増)、営業利益は1024億円(13.9%減)。通期の既存店売上高(Eコマースを含む)は1.0%増。上期は暖冬による冬物商品の販売に苦戦したが、下期はTシャツ、感動パンツなどの夏物商品の販売が好調だった。

海外ユニクロ事業の1兆260億円(14.5%増)、営業利益は1389億円(16.8%増)と、大幅な増収増益を達成。売上収益は初めて1兆円を超え、売上収益営業利益率は13.5%と高い水準を継続している。

地域別では、グレーターチャイナは、売上収益が5025億円(14.3%増)、営業利益が890億円(20.8%増)と、大幅な増収増益。Eコマース売上高も約30%増と好調だった。

東南アジア・オセアニア地区は、売上収益は約1700億円の規模となり、売上収益、営業利益ともに同約20%の増収増益と好調な業績となった。韓国は、減収減益となっている。

米国は、赤字幅が大幅に縮小。欧州は、売上収益が1000億円の規模となり、増収増益となった。特にロシアが引き続き大幅な増収増益を達成した。

2018年9月にはオランダ初の店舗をアムステルダムに、2019年4月にはデンマーク初の店舗をコペンハーゲンに、9月にはイタリア初の店舗をミラノに、10月にはインド初の店舗をデリーにオープンし、好調なスタートとなっている。

ジーユー事業の売上収益は2387億円(12.7%増)、営業利益は281億円(139.2%増)と、過去最高の業績だった。通期の既存店売上高は、マストレンドにフォーカスした商品構成に転換したこと、マーケティングを強化したことにより増収となった。

特に、オーバーサイズのスウェット・ニット・Tシャツは数百万点の販売を記録するヒット商品になっている。早期発注や素材の集約により原価率が改善したことに加え、値引率が低下したことで、売上総利益率が大幅に改善した。売上収益営業利益率も11.8%、6.2ポイントと大幅に改善している。

グローバルブランド事業の売上収益1499億円(2.9%減)、営業利益は36億円(前期は41億円の赤字)と、減収増益。増益となった要因は、前連結会計年度にコントワー・デ・コトニエ事業などで減損損失を99億円計上したことによる。

セオリー事業は安定的に成長し増収増益。プラステ事業は増収となったものの、出店による経費増で、営業利益は前期並みになった。コントワー・デ・コトニエ事業、プリンセス タム・タム事業及びJ Brand事業は赤字が継続した。

また、Eコマース売上高は、グローバルで2583億円、売上構成比11.6%まで成長している。

次期は、売上収益2兆4000億円(4.8%増)、営業利益2750億円(6.7%増)、税引前利益2750億円(8.9%増)、親会社に帰属する当期利益1750億円(7.6%増)を見込んでいる。

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