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近鉄百貨店/3~8月、システム更新で営業利益13.6%減

2019年10月16日 10:10 / 決算

近鉄百貨店が10月15日に発表した2020年2月期第2四半期決算によると、売上高1392億9800万円(前年同期比0.2%減)、営業利益21億4700万円(13.6%減)、経常利益20億7100万円(6.0%減)、親会社に帰属する当期利益16億2200万円(15.0%減)となった。

<近鉄百貨店のホームページ>
近鉄百貨店

主力の百貨店事業では、百貨店売場とテナント運営による専門店区画の融合を進め、売上高は微減に止まった。営業利益は、基幹システムの更新に伴う減価償却費の負担が増加したため、減益を計上している。

中期経営計画に掲げる「あべの・天王寺エリアの魅力最大化」に向け、あべのハルカス近鉄本店2階化粧品・婦人洋品のフロアをはじめとする大規模改装に着手するとともに、隣接するHoop各階における改装を実施した。

また、andに新設した「成城石井」には、関西では初めてカフェ&バースペースを併設するなど上質なライフスタイルを提案する店舗へのリニューアルを進めた。

次に、「地域共創型百貨店」の確立に向け地域深耕の取組みを一層推し進め、奈良店では、地域産品を発掘・育成・発信する新コーナー「大和路 暮らしの間」を設置し、奈良の上質なくらしを提案する品揃えの強化に取り組んだ。地域コミュニティづくりと子育てファミリー層の来店促進を目的に各種イベントを開催できる「ベビーガーデン」をオープンした。

橿原店では、「大和路ショップ」を新設するなど食料品売場を中心とする改装を実施するほか、東大阪店も11年ぶりとなる改装を実施し、郊外店の構造改革にも引き続き注力している。

通期は、売上高2842億円(前期比0.5%増)、営業利益53億円(9.9%減)、経常利益49億円(10.6%減)、親会社に帰属する当期利益39億円(19.6%減)を見込んでいる。

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