近鉄百貨店/AI契約データベース「Contract One」導入、テナント管理を効率化
2025年07月16日 15:28 / IT・システム
Sansanは7月16日、近鉄百貨店がAI契約データベース「Contract One」を導入したと発表した。
「Contract One」は、紙の契約書をデータ化し、クラウド上で一元管理できるサービス。これにより、営業担当者が業務用端末からいつでも契約情報へアクセスし、日常業務の中でスムーズに確認・活用できるようになる。
また、契約書の更新期限などに応じてアラートメールを自動送信する設定が可能。営業担当者は事前に期限を把握し、余裕を持って契約交渉の準備を進められる。
データベース上では複数の契約書を一括で確認できるため、他テナントの契約条件を横断的に比較・参照できる。
近鉄百貨店は、顧客ニーズにより柔軟に応えるため、テナント型売り場の導入を進めている。その中で、テナントの契約情報を即座に把握できる環境を模索していた。
「Contract One」の導入により、契約情報を正確かつリアルタイムで把握。「レントロール」(各テナントの賃料条件などをまとめた一覧表)作成を効率化し、管理工数削減を図る。
Contract Oneが備える「拡張項目のAI自動入力」機能を活用することで、契約書から必要な情報だけを自動抽出できるようになり、レントロールの作成・管理作業を効率化。確認ミスや対応漏れ防止につなげたい考え。
■「Contract One」問い合わせ先
https://contract-one.com/
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