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イズミ/3~11月、人件費・広告費増により営業利益10.3%減

2020年01月09日 10:30 / 決算

イズミが1月9日に発表した2020年2月期第3四半期決算によると、営業収益5497億5800万円(前年同期比2.5%増)、営業利益211億7300万円(10.3%減)、経常利益211億7700万円(10.1%減)、親会社に帰属する当期利益136億9100万円(10.6%減)となった。

<ゆめタウン>
ゆめタウン

売上面は、新設店舗の稼動及び増床・活性化店舗の販売増によりプラスだった。

利益面では、販売費及び一般管理費は、新設店舗のランニングコストが増加するとともに、主に人件費、広告宣伝が増加したことにより、1193億8100万円。売上高対比では22.8%となり前年同期に比べて0.5ポイント上昇した。

これらの結果、営業利益は211億7300万円で減益となり、売上高対比は4.0%と前年同期に比べて0.6ポイント低下している。

店舗面では、ショッピングセンター業態として、5月に「ゆめタウン小野田(山口県山陽小野田市)」を閉店した一方、6月に「ゆめタウン福山(広島県福山市)」を開業。食品スーパー業態においては、4月に「ゆめマート日田(大分県日田市)」「ゆめマート三田尻(山口県防府市)」、5月には「ゆめマート南小野田(山口県山陽小野田市)」、7月には「ゆめマート青山(北九州市八幡西区)」を開業した。

また、既存店の活性化としては、6月に「ゆめタウン光の森(熊本県菊池郡)」で増床工事を終えリニューアルオープン。9月には「ゆめタウン高松(香川県高松市)」において、「四国一、お客さまのよろこびの追求」をテーマにフードコートや食品売場、衣料品売場を改装した。四国最大級のフードコート「FOOD CRUISE 瀬戸内島巡り」を中心に、イートイン、レストスペースの拡充を図り、魅力度向上と買い回り面での利便性を一層強化している。

11月12日付で、マルヨシセンターと資本業務提携契約を締結し、同社による第三者割当を引き受け、持分法適用会社とすることを発表。同社のもつ香川県を地盤とした食品スーパーマーケット店舗網で小商圏を、イズミの大型ショッピングセンターのもつ足元・広域の商圏を一気にカバーすることで、四国地方におけるサービスを一体で充実させ、存在感をさらに発揮できると考えている。

通期は、営業収益7561億円(前期比3.3%増)、営業利益339億円(3.9%減)、経常利益338億円(3.7%減)、親会社に帰属する当期利益205億円(12.7%減)を見込んでいる。

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