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いなげや/4~12月営業利益39.9%減、災害・増税で既存店低調

2020年02月04日 11:00 / 決算

いなげやが2月4日に発表した2020年3月期第3四半期決算によると、営業収益1911億2000万円(前年同期比0.7%減)、営業利益4億1000万円(39.9%減)、経常利益6億5400万円(30.3%減)、親会社に帰属する当期利益1億6900万円(43.6%減)となった。

<災害・増税で売上低調>
災害・増税で売上低調

利益面は、売上総利益率が0.1ポイント減だったため、、売上総利益は517億6400万円(1.2%減)と減益を計上。販売費及び一般管理費は運送費をはじめとする販売費は増加したものの、経費全体の見直しを行うことで、580億900万円(0.5%減)となった。

スーパーマーケット事業は、セグメント別売上高1517億5600万円(1.2%減)、セグメント損失9500万円(前年同四半期は1億3800万円のセグメント損失)だった。

売上高は、天候不順や台風の自然災害による影響、消費税増税の影響などもあり、既存店売上高が前年同期比2.4%減となっている。

設備投資は、いなげやにおいて川崎京町店(川崎市川崎区)、スクラップアンドビルドにより、小金井東町店(東京都小金井市)の2店舗を新設し、5店舗を閉鎖した。既存店の活性化を引き続き推進し、お花茶屋店(東京都葛飾区)、所沢西武園店(埼玉県所沢市)、東村山市役所前店(東京都東村山市)など合計9店舗の改装を実施した。

三浦屋においては2店舗を閉鎖した。12月末での店舗数は、いなげやの136店舗と三浦屋の9店舗を合わせて145店舗となっている。

ドラッグストア事業は、セグメント別売上高321億8200万円(1.3%増)、セグメント利益2億9700万円(52.5%減)。

売上高は、販促媒体を最大限に活用し、来店客数の確保を図ったものの、消費税増税の影響により伸び悩んだが、調剤店の売上は順調に伸長し既存店売上高は0.3%増だった。

設備投資は、立川北口大通り店(東京都立川市)、武蔵砂川店(東京都立川市)、川崎中野島5丁目店(川崎市多摩区)、フレスポひばりが丘店(東京都西東京市)、清瀬北口店(東京都清瀬市)の5店舗を新設した。清瀬北口店は、グループ内の業態転換によるもの。

また、既存店の活性化を引き続き推進し、薬局東大和南街店(東京都東大和市)、相模原下九沢店(相模原市緑区)など11店舗の改装を実施。そのほかには、調剤部門の部門コンセプトである「生活サポート薬局の規模拡大」の具現化として、秋津駅前店の店内の一部を変更し調剤薬局秋津駅前店を併設した。12月末における店舗数は137店舗となった。

通期は、営業収益2520億円(前期比0.1%増)、営業利益15億円(34.2%減)、経常利益17億円(34.2%減)、親会社に帰属する当期利益1億円を見込んでいる。

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