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味の素/2016年3月期、売上高1兆1859億円に

2016年05月10日 10:25 / 決算

味の素が5月10日に発表した2016年3月期通期の連結決算は、売上高1兆1859億8000万円(前期比17.8%増)、営業利益910億4500万円(22.2%増)、経常利益943億3300万円(13.9%増)、純利益635億9200万円(36.8%増)とだった。

売上面は、調味料・加工食品(海外)の増収に加え、一昨年11月に全持分を取得した米国の冷凍食品の製造・販売会社であるウィンザー・クオリティ・ホールディングス社(現、味の素ウィンザー社。以下、ウィンザー社)、昨年4月株式を取得した味の素ゼネラルフーヅ(以下、AGF)の連結子会社化などにより増収。

利益面では、営業利益・経常利益は、加工用うま味調味料の貢献に加え、AGFの連結子会社化や調味料・加工食品(日本)の増収により、前期を上回った。

純利益は、事業構造強化の一環として、医薬事業構造改革費用166億円やフランスにおける甘味料生産・販売子会社の株式売却に係る関係会社整理損69億円を計上した。

しかし、特別利益として、ブラジルにおける即席麺合弁会社である日清味の素アリメントス社の持分売却に係る関係会社株式売却益248億円や、AGF株式について昨年年4月の追加取得以前から保有する持分を当該追加取得時の時価で再評価したことによる評価差益180億円を計上したこともあり、大きく伸びた。

2017年3月期通期の連結決算は、売上高1兆1860億円(前期並み)、営業利益910億円(同)、経常利益916億円(前期比2.9%減)、純利益510億円(19.8%減)を見込んでいる。

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