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クスリのアオキHD/6~11月売上高1611億円、調剤併設・生鮮食品など強化

2022年01月05日 11:50 / 決算

クスリのアオキホールディングスが1月4日に発表した2022年5月期第2四半期決算によると、売上高1611億9200万円、営業利益68億500万円(前期は84億8100万円の利益)、経常利益71億3700万円(前期は87億4800万円の利益)、親会社に帰属する当期利益46億9400万円(前期は64億3500万円の利益)となった。

ドラッグストア業界は、マスクや手洗いの習慣化による消費行動の変化に伴い、衛生関連商品の需要が増加する一方、化粧品需要の落ち込み、医療機関の受診抑制の影響は現在も続いている。

同社グループでは、このような環境のもと、従業員のマスク着用の義務付けや店舗出入り口への消毒用アルコールの常設、レジへの飛沫防止パーティションの設置など感染予防対策を徹底し、安心して来店できる店舗づくりに注力した。また、地域かかりつけ薬局として調剤併設率の向上を図るとともに、生鮮食品などの品ぞろえを強化することで「フード&ドラッグ」を目指している。

店舗展開は、ドラッグストアを北信越に19店舗、東北に3店舗、関東に10店舗、東海に8店舗、関西に9店舗の合計49店舗の出店を行い、さらなるドミナント化を推進した。

ドラッグストア併設調剤薬局を北信越に23薬局、東北に9薬局、関東に36薬局、東海に20薬局、関西に5薬局の合計93薬局を新規に開設した。一方、ドラッグストア2店舗(スクラップ&ビルドによる退店)、スーパーマーケット3店舗を閉店した。

さらに、2021年6月1日付で、子会社であるナルックスが食品スーパーを展開するスーパーマルモ(茨城県)のうち、スーパーマーケット事業にかかる一部事業を承継した。これに伴い、スーパーマーケット3店舗が新規増加店舗となっている。11月末のグループの店舗数は、ドラッグストア769店舗(うち調剤薬局併設453店舗)、調剤専門薬局6店舗、スーパーマーケット5店舗の合計780店舗。

通期は、売上高3380億円、営業利益163億円、経常利益169億円、親会社に帰属する当期利益114億円を見込んでいる。

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号、2020年3月31日)を第1四半期連結会計期間の期首より適用しており、同会計基準に基づいた予想となっている。このため同基準適用前の実績値に対する増減率は記載していない。

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