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スギHD/3~5月は調剤領域の強化などで営業利益66億円

2022年06月29日 10:30 / 決算

スギホールディングスが6月28日に発表した2023年2月期第1四半期決算によると、売上高1611億2800万円、営業利益66億7100万円(前期は72億6200万円の利益)、経常利益68億600万円(前期は75億8200万円の利益)、親会社に帰属する当期利益46億800万円(前期は49億7900万円の利益)となった。

ドラッグストア業界では、2022年4月の薬価および一部調剤報酬の大幅な引き下げの影響、コロナ禍における化粧品需要の低迷継続、外出機会の増加による巣ごもり需要の減少、全国的な店舗数の増加による競争の更なる激化など、経営環境は一層厳しさを増した。

このような環境のもとグループは、調剤領域の強化に向けて、かかりつけ薬局アプリのダウンロード促進や調剤室・調剤待合室の拡張改装などの売上強化に加え、薬剤師から医療事務へのタスクシフトの推進や訪問調剤専門拠点の整備などの生産性改善に取り組んだ。一方、物販領域の強化に向けては、競争店対策の強化と食品導入改装の促進などの売上強化に加え、個店別の最適な人員配置や節電対策などの経費削減に取り組んだ。

店舗の出退店では、関東・中部・関西・北陸エリアへの出店を促進し、19店舗の新規出店、1店舗の閉店を実施するとともに、既存店の競争力強化に向けて90店舗の改装を実施した。これにより、第1四半期末における店舗数は1501店舗となった。

通期は、売上高6750億円、営業利益300億円、経常利益310億円、親会社に帰属する当期利益180億円を見込んでいる。

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