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アルビス/4~6月営業利益21.3%減、電気代の高騰響く

2023年07月28日 15:05 / 決算

アルビスが7月28日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、営業収益238億4000万円(前年同期比2.4%増)、営業利益4億8500万円(21.3%減)、経常利益6億4800万円(14.4%減)、親会社に帰属する当期利益4億2100万円(17.8%減)となった。

アルビス

売り上げ面は、前期新店2店舗による売り上げ増加により、増収だった。

一方、利益面では、高利益商品の販売拡大とプロセスセンターの原価改善により売上総利益率が改善(前年同期比0.3%増)したものの、高騰した電気料の影響を受け、減収となっている。

営業施策は、健康志向・時短ニーズに応える商品拡充、節約志向に対応するPB商品の販売強化を実施している。同質化競争からの脱却を図る一施策として特徴ある名物商品の開発にも取り組んでいる。

また、5月に高原町店、6月に西南部店を改装し、商品構成の見直しや品ぞろえの充実を図っている。

新店は、2023年11月に愛知県名古屋市において中部エリア3店舗目となる「北区金田店」が出店する予定だ。

そのほか、一部店舗において昨年試験的に導入したキャッシュレスセルフレジ・電子棚札の効果を検証し、導入店舗を拡大。また、プロセスセンターにおいては、継続的な製造工程の見直しと原価率の改善に努めている。

物流面では、従来より配送効率の向上を図っているが、「2024年問題」に対応した持続可能な物流体制構築を目指し、さらなる改善による運行数減少を進めている。

通期は、営業収益974億6700万円(3.0%増)、営業利益15億5400万円(19.8%減)、経常利益20億2500万円(17.5%減)、親会社に帰属する当期利益12億5700万円(25.3%減)を見込んでいる。

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