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日本マクドナルドHD/1~9月増収増益、マーケティング活動や人材育成強化

2023年11月10日 17:43 / 決算

日本マクドナルドホールディングスが11月10日に発表した2023年12月期第3四半期決算によると、売上高2824億3300万円(前年同期比8.7%増)、営業利益323億7100万円(19.3%増)、経常利益320億5900万円(20.6%増)、親会社に帰属する当期利益200億8300万円(19.6%増)となった。

これまで同様に顧客の声を聞き、店舗の衛生管理の徹底、QSCと利便性の向上を通じて店舗体験の向上に努めたことに加え、さまざまなメニュー戦略やマーケティング活動、人材の採用と育成への投資などを強化した。事業環境としては、円安や原材料価格の高騰、エネルギーコストや人件費、物流費の上昇など、前年度から引き続き厳しい状況が続く中、フランチャイズオーナーやサプライヤーも含めビジネスを健全に継続するために、一部商品の店頭価格を改定した。

また、7月より賃料・人件費などの負担が特に大きい東名阪エリアの一部店舗で、都心型価格を新たに適用した結果、対前年で増収となり、既存店売上高は2015年第4四半期から2023年第3四半期まで32四半期連続でプラスとなった。利益面では、売上増の効果に加え、グローバル規模の原材料調達や、より効率的な物流網の構築といったコスト管理、為替ヘッジや経費削減の取り組み、マーケティング活動をより効率的に強化するなど最大限の企業努力を行った結果、対前年で増益となった。

通期は、売上高3790億円(7.6%増)、営業利益400億円(18.3%増)、経常利益400億円(21.9%増)、親会社に帰属する当期利益240億円(20.4%増)を見込んでいる。

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