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すかいらーく/1~9月売上高18.8%増、既存店売上高20.4%増

2023年11月10日 17:10 / 決算

すかいらーくホールディングスが11月10日に発表した2023年度12月期第3四半期決算によると、売上収益2635億6800万円(前年同期比18.8%増)、営業利益99億5100万円(前期は41億8000万円の損失)、税引前利益79億7600万円(前期は62億400万円の損失)、親会社に帰属する当期利益45億3300万円(前期は46億1600万円の損失)となった。

すかいらーく

売り上げ面は、消費者の行動変容がさらに進み、業績は順調に回復している。イートイン売り上げの増加に伴い、デリバリーとテークアウトの売り上げは減少している。

既存店売上高は20.4%増。昨年実施した値上げの効果で、客単価が大きく上昇したが、大幅な客数減少は見られなかったという。

4月のメニュー改定では各ブランドで小さいおかずやハーフサイズ商品、ミニデザートなどを導入するとともにアルコール商品もさらに訴求。併売率の向上と幅広いオケージョンでの利用拡大を図り、客数増と客単価上昇の両方を追求した。

6月中旬にはガストで「半額クーポン祭」と銘打った折り込みチラシを配布したところ、各種SNSでクーポン画像が拡散されたことも奏功。キャンペーンが終了した7月下旬までの間、客数増に大きく貢献した。

キャンペーンの効果や猛暑の好影響もあり、8月以降も売り上げは堅調に推移している。

また、利益面は、インフレにより112億円のコスト増となったが、既存店の売り上げ回復と粗利率・コスト改善により黒字化している。

新規出店は18店舗、業態転換は31店舗。新規出店18店舗のうち5店は海外での出店で、台湾で「しゃぶ葉」「横濱牛排(ステーキ)」「むさしの森珈琲」を、マレーシアで「しゃぶ葉」の4号店をオープンした。

店舗改装(リモデル)も継続して行っており、第3四半期連結累計期間では73店舗の店舗改装を実施している。

通期は、売上収益3550億円(16.9%増)、営業利益100億円、税引前利益75億円、親会社に帰属する当期利益40億円を見込んでいる。

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