サツドラHD 決算/6~8月増収増益、化粧品・観光客需要が回復

2024年09月20日 17:14 / 決算

サツドラホールディングスが9月20日に発表した2025年5月期第1四半期決算によると、売上高250億8700万円(前年同期比4.6%増)、営業利益2億3000万円(1.4%増)、経常利益2億4100万円(30.9%増)、親会社に帰属する当期利益1億400万円(12.2%増)となった。

サツドラホールディングス

リテール事業の売上高は246億9200万円(4.3%増)、セグメント利益は、賃金のベースアップや新紙幣対応のためのレジ改修などでコスト増となった結果、2億1500万円(2.7%減)。

ドラッグストアフォーマット店舗の営業面では、ESLPを中心とする価格戦略を推進することで、顧客から支持される店舗づくりや、作業平準化による業務効率の改善を目指すとともに、生鮮食品を含めたラインロビングの強化により、商品カテゴリーの拡大を図っている。

物価上昇などによる客単価の上昇や化粧品の需要が徐々に回復した結果、ドラッグストアフォーマットの売上高は前年同期を上回った。

また、インバウンドフォーマットは、訪日外国人観光客の需要を取り込み、売上高は前年同期を越えた。

調剤薬局は、前期に開設した調剤併設薬局の増収効果や、地域支援体制加算・後発医薬品調剤体制加算の強化などにより、増収となっている。

その他事業の売上高は5億200万円(18.7%増)、セグメント利益は2400万円(80.8%増)。

グループの強みである北海道共通ポイントカード「EZOCA」の会員数は、7月末現在、215万人を超えている。決済サービス事業は、非接触型決済への需要が高まるなか、国内キャッシュレス決済は引き続き堅調に推移した。

通期は、売上高1000億円(4.7%増)、営業利益14億円(1.1%増)、経常利益13億5000万円(1.0%増)、親会社に帰属する当期利益4億8000万円(2.0%増)を見込んでいる。

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