ツルハHD 決算/3~5月営業利益7.1%増、雑貨の粗利改善
2024年09月20日 16:23 / 決算
ツルハホールディングスが9月20日に発表した2025年2月期第1四半期決算によると、売上高2734億900万円(前年同期比5.2%増)、営業利益151億900万円(7.1%増)、経常利益150億9700万円(6.3%増)、親会社に帰属する当期利益89億7400万円(8.5%増)となった。
既存店売り上げ前年比は2.3%増。雑貨の粗利改善が寄与し粗利率0.2ポイント改善した。
同社グループでは中期経営計画の達成に向け、店舗戦略では出店精度の向上、スクラップ&ビルドや自社建物による出店の推進、調剤戦略では薬局機能の強化を進めている。
プライベートブランド(以下:PB)は食品を中心とした商品開発を行い、2025年2月期PB商品売り上げ構成比11.7%増を目指している。
アプリのダウンロード数は5月末で980万件。デジタル会員比率は、47%まで伸びている。デジタル会員の1人当たりの売上高は、2022年5月期に対し8.6%増だった(目標10%増)。
店舗面は、既存エリアのさらなるドミナント強化を図るとともに競争力強化のため不採算店舗の改廃を進め、期首より20店舗の新規出店と30店舗の閉店を実施。5月末のグループ店舗数は直営店で2643店舗となった。
通期は、売上高8508億円、営業利益387億円、経常利益384億円、親会社に帰属する当期利益222億円を見込んでいる。
同社は2025年2月期より決算期を変更し、9.5カ月決算となっている。このため、通期連結業績予想の対前期増減率は記載していない。
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