三越伊勢丹が7月16日から実施している「夏のクリアランスセール」が、2012年夏以来、3年連続で前年越えの売上となる見込みだ。
7月30日、伊勢丹新宿本店で開いた「みらいの夏ギフト」の会見で、大西洋社長が明らかにした。
同業他社の百貨店が6月下旬からセールを開始するのに対し、三越伊勢丹は2012年の夏のクリアランスセールから、セール開催時期を7月中旬に後ろ倒ししている。
大西社長は「セールの時期を変更して3年目で、三越伊勢丹のクリアランスセールはどういったセールなのか認知度も上がっている。セールをいつやるのかが重要ではなく、52週間をどう戦うかだ。クリアランスの意味を踏まえた品ぞろえや売場づくりが重要だ」と述べた。
今年は、伊勢丹新宿本店だけでなく、三越伊勢丹全体で昨年実績を越える見込みという。
セールの理想の時期については、「夏のセールは8月1日ぐらいが良いと思うが、秋物の初動が良いということもあり、7月第3週の現状が妥当だろう。冬は2月から春物の本格展開があり、それを踏まえると1月の第3週だ。正月からのセールは早すぎる」と述べた。
