セブン＆アイ／ジャンポール・ゴルチエとPB婦人衣料を開発

セブン＆アイ・ホールディングスは3月4日、フランスのファッションデザイナージャンポール・ゴルチエ氏と共同で婦人服のプライベートブランドを開発すると発表した。

＜Jean Paul GAULTIER FOR SEPT PREMIERES＞

新しい衣料品プライベートブランド「SEPT PREMIERES（セットプルミエ）」を開発する一環で、2015年秋冬コレクションから、イトーヨーカドー、そごう・西武の両売場で展開する。

「SEPT PREMIERES」はフランス語で「セブンプレミアム」という意味。セブンプレミアムの衣料品バージョンの位置づけで、年代や着用シーンを限定せず、上質で高感度なファッションを提供する。

コンセプトは「時代を映す新ベーシック」で、少し上質で日常に最適なウェア、ベーシックでありながら、そこに時代をあらわす色・素材・機能・フィット感を追求するという。

ジャンポール・ゴルチエ氏とのコラボレーションラインは「Jean Paul GAULTIER FOR SEPT PREMIERES」として、2015年秋冬と2016年春夏に展開する。

素材の調達から販売までを一貫して担うSPA（製造小売）型のビジネスモデルを採用し、2015年秋冬は約50型・500SKUを展開する。初年度目標年商は、2社合計で約25億円とした。

商品の価格帯は税別3900円～2万9000円。商品構成比は、アウター10％、トップス50％、ボトムス15％、ワンピース5％、雑貨20％。

そごう・西武の全24店のほか、イトーヨーカドー45店の69店で販売。1店舗当たりの売場面積は5～15坪で、売場環境は、デザインオフィス「nendo」が担当する。

「SEPT PREMIERES」は、ジャンポール・ゴルチエ氏の企画とは別に定番商品として、SPA型商品として開発する。2015年秋冬は約100型・1000SKUを販売する。初年度目標年商は、2社合計で約50億円。

商品の価格帯は税別2900円～1万9000円。商品構成比は、アウター10％、トップス50％、ボトムス20％、ワンピース20％。

そごう・西武の全24店のほか、イトーヨーカドー135店の159店で販売。1店舗当たりの売場面積は15～20坪を想定する。

秋から本格的にスタートする「オムニチャネル」戦略と同時に展開し、「いつでもどこでも」購入でき、近くのセブン-イレブンでの受け取りもできる販売体制を整えるという。

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