キリン/カマンベールチーズから、アルツハイマー病予防の有効成分を発見
2015年03月12日 / 経営
キリンの基盤技術研究所は、小岩井乳業や東大大学院農学生命科学研究科と共同で、カマンベールチーズの摂取にアルツハイマー病の予防効果があることを確認し、その中に含まれる有効成分を発見した。キリンが3月12日に発表した。
発見した有効成分は、「オレイン酸アミド」と「デヒドロエルゴステロール」の2つ。研究成果は、米科学雑誌「PLOS ONE(プロスワン)」において、2度にわたって論文として掲載される予定。
これらの成分には、脳内の老廃物を除去する「ミクログリア」の機能を活性化したり、脳内の炎症状態を緩和するなどの働きがあるという。
今回、カマンベールチーズにこれらの成分が含まれることを明らかにすることで、カマンベールチーズの摂取によるアルツハイマー病に対する予防効果のメカニズムを初めて解明した。