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アスラポート・ダイニング/英国子会社3社を連結子会社化

2015年05月18日 / 海外経営

アスラポート・ダイニングは5月18日、、持分法適用会社である英国法人T&S Enterprises(London)Limited(T&S社)、S.K.Y.Enterprise UK Limited(S.K.Y.社)、Sushi Bar Atari-Ya Limited(Atari-Ya社)の株式を追加取得し、3社を連結子会社とすると発表した。

外食業態の海外出店準備を進めるとともに、昨年9月に英国において高級食材卸や日本食料理店を運営するT&S社、S.K.Y.社、Atari-Ya社の株式の一部を取得し持分法適用会社とした。

その際、アスラポートの親会社のグループに属する業務用食材卸の東洋商事も、欧州での物流事業への参入を企図して同3社の株式を取得していた。

その後、アスラポート、東洋商事、英国の3社の間で今後の海外事業の戦略につき協議を重ねた結果、これら3社の事業基盤やネットワークを最大限に活かしたスピーディーな事業展開を実現するためには、上場会社であるアスラポートがこれら3社を子会社化し、今後の事業成長に必要となる財務基盤や信用力の強化を行うことが最良の方法であるとの結論に至った。

これによりヨーロッパにおけるアスラポートの事業拠点の確立も望めることから、グループの事業価値の拡充の早期実現につながると判断するに至り、東洋商事が保有している3社の株式をアスラポートが取得し、子会社化することになった。

T&S社など3社はロンドンにおいて日本食料理店の運営、水産物の加工・卸、食材の輸出入を約15年にわたって手掛けており、イギリスを中心としたヨーロッパ市場における水産物を含む日本料理食材の加工販売に強みを持っている。

水産物の加工卸を担うT&S社、食材の輸出入卸を行うS.K.Y.社、寿司店や水産物の小売店を運営するAtari-Ya社が食材の調達、加工、販売までを担う体制を構築している。

今後は、これら3社を基盤に、高品質な日本食関連の食材を調達、加工、販売まで一連で行う「食のバリューチェーン」をヨーロッパにおいても構築するとともに、海外店舗出店にもつなげる予定だ。

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