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サントリー食品インター/JTの飲料自販機会社、1500億円で取得

2015年05月25日 / 経営

サントリー食品インターナショナルは5月25日、日本たばこ産業(JT)の飲料自動販売機オペレーター事業子会社と飲料ブランドの取得することで合意した。

JTが保有するジャパンビバレッジホールディングス(JB)とジェイティエースター(JTA)等の株式を飲料ブランドを1500億円で取得する。7月に契約締結を予定している。

JB・JTA グループが有する既存事業と現行の取引関係を継続することを基本方針とし、サントリーグループの自動販売機事業がもつグループ総合力を活かしたロケーション開拓力、高いルート効率、機材調達力、R&D力等の強みを、JB・JTA グループのプラットフォームと融合する。

また、需要が拡大しているボトル缶コーヒーに強みをもつ「Roots」と「桃の天然水」の両ブランドを取得し、商品ラインナップの拡充を図る。

JBグループは自動販売機、給茶機、コーヒーサーバーを始めとする多種多様なラインナップを活用し、独立系のオペレーターとしては、業界トップのポジションを築いている。

缶・ペットボトルの自動販売機事業においては、複数メーカーの商品を販売する混載機を主力にオフィス等インドア・ロケーションの開拓力に優れ、全国規模の顧客基盤・事業基盤を通じて幅広い飲用機会をお客様に提供している。

JTAは子会社であるオリエンタル商事とともに、千葉県、茨城県、栃木県を中心に事業基盤を有する有力自動販売機オペレーター。

■JBの概要
所在地:東京都新宿区西新宿1-24-1
代表者:代表取締役社長 井上和久
事業内容:グループ全体の経営戦略の策定・推進、自動販売機による各種食品飲料の販売
資本金:5億円
設立年月日:2010年7月1日
株主:日本たばこ産業70.5%
2014年12月期の業績:売上高1204億4500万円、営業利益24億8700万円、経常利益22億6700万円、当期利益14億3500万円(決算日の変更に伴い、2014年4月1日から2014年12月31日までの9か月間)

■JTA の概要
所在地:千葉県千葉市中央区中央1-1-3
代表者:代表取締役社長 村田 一友
事業内容:自動販売機による各種食品飲料の販売
資本金:7800万円
設立年月日:1972年2月2日
株主:日本たばこ産業100%
2014年12月期の業績:売上高44億3300万円、営業利益6000万円、経常利益6000万円、当期利益3600万円(決算日の変更に伴い、2014年4月1日から2014年12月31日までの9か月間)。

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