三越伊勢丹は10月14日、三越銀座店を「最旬グローバル百貨店」にリモデルグランドオープンする。
投資額は40数億円で、湾岸エリアの高層マンション住民の増加や訪日外国人観光客の増加に対応したリニューアルを実施する。
婦人ゾーンを10%、紳士ゾーンを20%、それぞれ縮小し、8階に空港型免税店「JAPAN Duty Free GINZA」を約3300m2の規模で設置する。
2015年3月期の三越銀座店の売上高は744億2800万円(前年比7.5%増)で、うち免税売上シェアは約13%(約2.5倍)となった。2020年の東京オリンピックへ向け、ますます増加が見込まれる訪日外国人観光客への対応を強化する。
9月2日には、販売サービス面でのグローバル化として、海外顧客サービスセンターを新設した。従来の免税対応カウンターの2倍の面積を確保し、新規サービスとして、海外配送カウンターを設置。
通信サポートとしてSIMカードを販売するほか、免税手続きの待合スペースとして、レストスペースを新設した。免税カウンターは、8席を10席、繁忙期には17席に拡大できる体制を整えた。英語、中国語、韓国語に対応し、買い物に同行するアテンド専任スタッフも増員し、50人強を配置する予定だ。
2月上旬には、13階に一定の金額以上を購入する海外の優良顧客向けの「海外顧客ゲストラウンジ」を28席の規模で新設する。ラウンジには、大型フィッティングルームを設置し、接客サービスも強化することで、海外の優良顧客の囲い込みを図る。
品ぞろえ面でも、最旬グローバル化を意識し、各階のメインスペースであるエスカレーター前に、グローバルメッセージと名付ける情報発信基地を設け、最旬のトレンドを期間限定で展開する。
2010年の増床リモデル以来、継続する自主編集売場「銀座スタイル」には、新たに「銀座スタイル(ジャパンフィルター)」ゾーンを設置。
日本のものづくりの精神性や技術力、素材の良さ、デザイン性、クリエーション力など、日本ならではの感性を、さまざまなフロアで発信する。
今回は地下1階から8階までを改装するもので、2016年度に地下2階と地下3階のリモデルを計画している。
地下1階化粧品は、これまでの半フロアの展開から1フロア展開へ売場を拡大。銀座スタイル(ジャパンフィルター)の一環として、日本ブランドや日本の技術を用いたブランド、日本人メイクアップアーティストのブランド13ブランドを集積した「ジャパンビューティーセレクト」を展開。
フレグランスは売場面積を2倍に拡大し、約20ブランドを集積し、銀座エリアで有数の品そろえとする。
1階西は、婦人雑貨、ハンドバッグを展開。銀座スタイル(ジャパンフィルター)として、初めて日本ブランドを集積し、オーダーや実演で日本の技術や日本のデザインを伝える「ハンドバッグジャパンセレクション」を設置する。
1階東は、ジュエリー・アクセサリーを展開。ジャパンブランドとして、TASAKIを新たに導入するほか、ブライダルに精通したジュエリーコンシェルジュを配置し、ブライダル需要に対応する。
2階婦人靴・レッグファッションでは、パンプスの需要が強い銀座エリアを意識し、「GINZAパンプスバリエーション」を配置。新規サービスとして、3D足型測定マシンを用いてお客の足をデジタルカルテ化し、15人のシューカウンセラーが靴を提案する「シューズパーソナルカウンセリング」を無料で提供する。
M2階は、インバウンドで好調な時計を集積。世界のプレステージブランドと最旬クリエーションを提案するラグジュアリーウォッチワールドを導入する。
3階婦人服は、TOKYOモードのフロア。銀座スタイル「ル プレイス」では、東京生まれ、東京発をキーワードに、約50ブランドを編集する。デザイナーの思いを伝えるスペースとして「ジャパンコミュニケーションステージ」を新設する。
4階婦人服は、インターナショナルモードのフロア。世界のトレンドをけん引するインターナショナルブランドを集積し、銀座らしいラグジュアリーな環境と、ストレスフリーの心地よい空間、洗練されたサービスを提供する。
M5階婦人服は、GINZAコンテンポラリーのフロア。洗練された美しさを追求する大人の女性のために「洋服を美しく着ること」を徹底的に追及し提案するという。
紳士服は5階と6階で展開。5階はGINZAジェントルマンのアクティブなオフィシャルシーンを提案するフロア。粋な男が集う場として、筆記具、カメラ、喫煙具・シガーなどのモノと、バーバーやシューシャイン、プロモーションスペースなどのコトが融合したあらたな場を提案する。
6階はGINZAジェントルマンの上質なプライベートシーンを提案するフロア。自分らしさにこだわる人へ、プライベートタイムのハレの場、休息の場で、艶のあるライフスタイルを提案する。
7階はリビング、きもの、ギフト、ブライダル、催物会場を設置。日本と世界の最旬の暮らし・スタイルを提案するフロアと位置付けた。銀座スタイル(ジャパンフィルター)として「ジャパンコレクション」を展開。グローバルな視点を持った、日本の文化や工芸品を提案するジャパンエディション、サロン ド きもの、ギャラリーで構成する。
日本文化の発信基地を目指し、世界中のVIPが認めるあたらしいジャパンエディションと着物を融合させる。日本ならではの感性を発信する場を提案する。
関連カテゴリー
最新ニュース
一覧- 平和堂/「ニッケタウン稲沢店」オープンで東海エリア強化、目標年商18億円
- LOWYA渋谷宮益坂店/トレンド意識したアイデア家具充実、家電・ルームウェアも販売
- オーケー/大阪市城東区に「野江店」来年1/27オープン
- ハートフレンド/京都駅東部に「フレスコ八条口店」2028年オープン予定
- G-7スーパーマート/札幌市に「業務スーパー 新琴似店」オープン、年商目標3.8億円
- トイザらス/宮崎県初のキダルト専門店「イオンモール宮崎店」オープン
- 食品スーパー「ハローデイ」/日立のAI導入で48店舗の残業時間7.9%削減
- マツキヨココカラ&カンパニー/マレーシア1号店をオープン、グローバル戦略を加速
- ビームス/大阪・心斎橋に「ビームス プラス 大阪」オープン
- イズミ/広島市に「広瀬北商業施設」来年6/30新設、ユアーズが出店
- 【PR】小売未来Days2026/紀ノ國屋・エディオン・ワークマンなど登壇、来年2/4~6開催
- 【PR】ApplyNow/流通ニュース読者限定「インタビュークラウド」1カ月間無料トライアル実施中
- ABCマート/三重県「イオンモール四日市北店」福岡県「イオンモール福岡店」オープン
- 大戸屋/東京都渋谷区に「渋谷道玄坂店」オープン
- サブウェイ/千葉県浦安市に「イクスピアリ店」12/19オープン
- ニトリ/シンガポールとタイに新店舗12/18オープン
- ゲオ/大阪府岸和田市に「岸和田店」来年7/19新設
- IDOM/神奈川県平塚市に「ガリバー平塚店」来年7/7新設
- バンダイ/和歌山市にカプセルトイ「ガシャポン」の大型専門店12/18オープン
- くら寿司 決算/10月期売上は過去最高更新も、営業利益は4.2%の減益に
- バロー/11月の既存店売上高8.1%増
- お菓子 売上ランキング/11月はブルボン「アルフォート」が5カ月連続1位
- LOWYA/初の体験型ストア「渋谷宮益坂店」12/19オープン、約400品が並ぶ
- 日本アクセス/フローズンアワード2025、味の素冷凍食品「ギョーザ」が6年連続グランプリ
- ららぽーと/26年から川崎・豊洲・柏の葉・横浜リニューアル、スポーツ・エンタメ強化
- アマゾン×丸久/広島市と周辺でネットスーパー開始
- サイゼリヤ/千葉県「イオン大網白里」徳島市「徳島駅クレメントプラザ」同時オープン
- ロピア運営のOICグループ/クックビズと資本業務提携
- コーナン商事/インテリア・家具EC運営のI’nTを連結子会社化
- コスモス薬品/大分県佐伯市に「ドラッグコスモス佐伯鶴岡店」来年7/18新設
- ゴーゴーカレー/「大垣コロナワールド店」12/17オープン
- サブウェイ/大阪府堺市に「JR堺市駅店」12/16オープン、駅直結店舗
- バンダイナムコ/埼玉県戸田市「イオンモール北戸田」に5店舗12/12オープン
- イオンモール福岡/オフプライスストア「アエナ」九州エリア初出店
- マッシュ/東京・渋谷に「gelato pique cafe渋谷ヒカリエ店」12/19オープン
- フォーシーズ/「宮武讃岐うどん 三井アウトレットパーク 滋賀竜王店」オープン
- 万代/26年は1/1~3全店休業、4日から営業開始
- ドラッグストアモリ/佐賀県に「多久店」「鳥栖市藤木町店」来年7月新設
- ニトリ/台湾・台北市に「NITORI ISS 家楽福重慶店」オープン、台湾71店舗目
- 楽天/「楽天ラクマ」一部商品を「楽天市場」で試験販売、出品者の販売機会を拡充





