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三越銀座店/GINZAゆかたガーデンをオープン、売上目標20%増

2015年06月03日 / トピックス商品店舗

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三越銀座店は6月3日~8月16日、「銀座ゆかたガーデン2015」を開催する。

初日は、開店前に女性社員ユニットMガールズ10人によるオープニングセレモニーを開いた。

<銀座ゆかたガーデン2015>
銀座ゆかたガーデン2015

近隣OLの来店が多く、上品な着こなしのニーズが高い三越銀座店では「ゆかたクラシコ」をテーマに設定。花火大会だけでなく、ショッピングやちょっとしたディナーに着ていける、きちんとした印象のきもの風のゆかたの着こなしを提案する。

<オープニングセレモニー>
オープニングセレモニー

ゆかたは2012年から、成長している分野で、三越銀座店では2012年、2013年は前年比10%増、2014年は前年比20%増の実績となった。2015年も20%増の売上目標を掲げる。

<主力のゆかたコーナー>
主力のゆかたコーナー

三越日本橋本店が古典的な商品を打ち出すのに対して、銀座店では、より新しいモダンな商品を集めた。30代~40代の女性の需要が増えており、ちょっとしたコスプレ感覚で、ゆかたを着て、日本の風物詩を楽しむ人が多いという。

<髪留め、帯留めなど小物も充実>
髪留め、帯留めなど小物も充実

近年は、会社の社内イベントして屋形船を貸切ったイベントやゆかたを着たイベントをする企業も増えており、男性のゆかた需要も堅調に推移している。ゆかた市場全体では、男性の構成比は2010年で15%程度だったが、昨年は20%程度まで上昇している。

<ゲタ、帯、バッグコーナー>
ゲタ、帯、バッグコーナー

日本を感じさせる和柄の商品が多いこともあり、欧米を中心とした訪日外国人観光客のニーズも高まっている。昨年はゆかたの売上構成比で約3%が、訪日外国人観光客となった。ゲタや髪留めなどの雑貨を購入する訪日外国人観光客も多いという。

<開店前はゆかたでお迎え>
開店前はゆかたでお迎え

欧米では、花火大会やお祭りなど、ゆかたを着用するシーンがないため、ルームウェア、ワンマイルウェアの一つとして、ゆかたを着用しているという。

<ラ・小袖(左端)>
ラ・小袖(左端)

今年は、訪日外国人観光客向けの商品として、桜のししゅうの入った、つい丈の江戸小袖「ラ・小袖」を展開。ゆかた(黒・グレー・ピンク、各4万1040円)、帯(1万2960円)を提案する。帯は、旅館で使われるような紐タイプとしたことで、着付けの難しさを解消した。

<紐タイプの帯>
紐タイプの帯

日本人でも、一人でゆかたを着用できな人が増えていることに対応し、販売時に着付けの仕方を教えるほか、You Tubeで着付けの動画も配信している。ゆかた購入者には、ゆかたのクリーニング券も配布する。

<開店時の様子>
開店時の様子

今年は、着付けだけでなく、6月には、ゆかたの着くずれをなおすトークイベントや、お茶会、琴の演奏を実施。7月には、ゆかたに合うメークアップ、ヘアスタイルなどのセミナーも開催する。

ゆかたを着用するシーンの提供やゆかたに関連する情報提供を強化し、今年も予算を達成したいという。

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