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東邦HD/3月期は競争激化で営業利益46.6%減

2011年05月14日 / 決算

東邦ホールディングスが5月11日に発表した2011年3月期決算は、売上高1兆596億1200万円(前年同期比5.7%増)、営業利益58億3900万円(46.6%減)、経常利益94億8100万円(32.9%減)、当期利益72億8300万円(11.9%減)となった。
総価取引・薬価差・未妥結・仮納入の是正等、従来からの流通課題の改善に取り組みながら、新薬価制度の趣旨に基づき、医薬品個々の価値に応じた合理的な販売価格の形成と適正利益の確保に努めた。
東日本大震災では、東北エリアの物流センターであるTBC本宮(福島県本宮市)を始め、複数の営業拠点で停電や通信回線の不通などにより、当初、業務に支障が発生したが、事業継続計画に基づき首都圏の物流センターと近隣の営業拠点からバックアップを行い、被災地に対する医療用医薬品の安定供給を継続させた。
増収となったものの卸間の競争激化や価格交渉の難航により減益となった。
特別損益では、東日本大震災関連損失7億800万円、減損損失13億6500万円、貸倒引当金繰入額13億2300万円を特別損失として計上したが、投資有価証券売却益22億2600万円を特別利益に計上した。
来期は売上高1兆750億円(1.5%増)、営業利益69億円(18.2%増)、経常利益95億円(0.2%増)、当期利益49億円(32.7%減)の見通し。

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