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タイヨー/通期営業利益8.4%減、当期利益62.7%減

2009年04月14日 / 決算

南九州エリアのスーパー、タイヨーが4月13日発表した2009年2月期連結業績によると、売上高1271億7300万円(前年同期比2.6%減)、営業利益33億7400万円(8.4%減)、経常利益34億1400万円(7.5%減)、当期利益6億7600万円(62.7%減)となった。

営業政策面では、50円均一セール企画を付加した「百均市」、「今が旬・祭」、「5時のたて市」などの販売企画を、継続的に実施した。値頃感のある大容量パック商品の品ぞろえを重視した企画「節約宣言ジャンボまつり」を実施したほか、「健気くン」という統一ブランドの野菜・果物の販売や、化学調味料・合成保存料・合成着色料・合成香料を使用しない加工食品「美味安心」の販売を開始した。

鹿児島の伝統野菜の品ぞろえを充実し、地産地商地消の取り組みを推進するとともに、販売担当者の思いやセールスポイントを顧客に伝える手書きPOPの取り組みを開始し、旬の食材の調理方法の提案など、役立つ情報を提供した。

食品製造面では、包装資材や原料価格の上昇など厳しい環境に直面するなか、品質強化と生産技術の向上に努め、厳選した原料・素材と製法にこだわった商品の販路拡大に注力。その他の子会社などでは、同社と連結子会社などが発起人となり、農業生産法人「アグリ太陽」を設立し、姶良郡蒲生町と立地協定を結んだ。アグリ太陽は同町の農地で、パプリカ、トマト、ナスを栽培し、販売する予定。

店舗面では、西原店(7月)、複合商業施設「フレスポ国分」内に広瀬北店(11月)を新設したほか、タイヨーサンキュー和田店(3月)、武岡団地店(5月)、タイヨーサンキュー隼人店(9月)を改修した。設備投資に必要な資金は、自己資金を充当した。

当期利益は、9億9800万円の減損損失や1億9800万円の投資有価証券評価損が発生したことにより、6億7600万円(62.7%減)となった。

2010年2月期の業績見通しは、売上高1346億円(5.8%増)、経常利益は40億円(17.1%増)、当期利益18億円(165.9%増)を見込んでいる。

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