流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





コジマ/売上減と特別損失計上などで当期損失126億円

2009年05月12日 / 決算

コジマは5月12日、2月10日に発表した2009年3月期決算の業績予測を修正した。修正後の予測値は売上高4598億4000万円(当初予測より1.4%減)、営業損失108億5300万円(当初117億2000万円の営業損失を予測)、経常損失51億3000万円(4億9000万円の経常利益)、当期損失126億8900万円(33億3800万円の当期損失)と下方修正となった。

修正の理由は、売上高の減少とこれに伴う仕入抑制による販促協賛金の獲得の低下。これに対し、省エネ商品の拡売や高額ポイント発行などの販促策のてこ入れを行い、経費削減、不採算店の見直しや在庫圧縮などに努めたが、売上高の低下による収益圧迫、棚卸資産の評価損などが重なり、下方修正となった。さらに、一部固定資産で減損処理を行い、減損損失48億600万円を計上。一部店舗の賃貸契約の中途解除に伴う解約損7億7700万円も計上される。

このため2010年3月期は、徹底した効率化・合理化策を推進し、物流センターや広告費の見直しなど約30項目に及ぶ収益改善、経費削減策をかかげ、前期比約86億円の経費削減効果を目指す。在庫は前期比約70億円の圧縮を目指し、より効率化を実現していく。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧