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北雄ラッキー/経常利益11.7%減

2008年10月12日 / 決算

北海道のスーパーチェーン、北雄ラッキーが10月10日に発表した2009年2月期中間期決算によると、売上高は224億6700万円(前期比1.7%減)、営業利益2億円(2.2%減)、経常利益1億3100万円(11.7%減)、当期利益7300万円(前期は1900万円の当期損失)となった。

スーパーマーケット事業部門では、商品販売計画、販売促進計画に基づく販売の強化、ポイントサービスデーの強化で売上高確保に努めた。また、在庫状況の改善とロス対策の実施にも取組み、荒利益率確保を図った。

固定費関連では、水道光熱費、消耗品費などのコストアップが続いたものの、人員配置見直し策を実施したため人件費が減少し経費削減となった。このほか6月に北広島市に衣料品店の大曲店を開店。しかし増収にはつながらず、売上高は223億100万円(1.7%減)、営業利益は1億9400万円(7.2%減)となった。 

その他の事業部門では、エル食品 TSUTAYA篠路店で書籍の不振により売上高が減少したが、一般管理費削減効果で利益率は改善。同事業部門全体では売上高1億6600万円(5.9%減)、営業利益400万円(前期は500万円の営業損失)と利益面が改善された。

当期利益は、店舗の差入保証金に係る貸倒引当金戻入益1900万円を特別利益に組み入れたため増益となった。通期見通しでは、各社での競合激化、不安定な消費動向などを懸念する。また今後も仕入価格の値上りが継続する見込みだが、商品価格への転嫁は競合他社の動向を見極めたうえで対処する。

通期の連結見通しは売上高458億4500万円(1.6%増)、営業利益4億5800万円(10.3%減)、経常利益3億4300万円(9.4%減)、当期利益1億4300万円(147.0%増)と増収増益を見込んでいる。

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