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オンワード/主力のアパレル低迷で営業利益95.6%減

2009年10月09日 / 決算

オンワードホールディングスが10月9日に発表した2010年2月期第2四半期業績によると、売上高1218億2100万円(前年同期比8.0%減)、営業利益2億6300万円(95.6%減)、経常利益13億500万円(80.9%減)、当期利益9億6000万円(61.5%減)となった。

主力のアパレルの売上高は1145億2400万円(7.7%減)、営業利益は6300万円(99.0%減)となった。国内事業については、オンワード樫山において、経営効率の改善を図るため、ブランドと売り場の見直しを進めた。

生産管理の徹底により在庫評価損の圧縮と、最大の基幹ブランド「23区」の回復基調などで、粗利益率の改善を実現した。ほかの国内アパレル関連子会社も売上高は減少したが、効率経営に努め全体として増益だった。

海外事業には、欧州地区で、ジボコー、ジョゼフ、ジルサンダー各グループの売上高が、マーケットの回復が遅れていることから計画を大きく下回った。欧州地区の各子会社は、グローバル戦略の要であるため、ブランド価値を高めながら、経営効率と売上拡大を進め収益性を改善していく。アジア地区では、経済成長が鈍化した影響もあり、状況に対応した運営を行ったことから、一時的に成長率は弱まった。

通期の業績予想は、売上高2476億円、営業利益37億円、経常利益52億円、当期利益20億円の見通し。

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