流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





米年末商戦/米消費者は不況慣れ、「慎重だけど楽観的」

2012年10月23日 / 海外

米年末商戦を控え、全米小売業協会(NRF)は、2012年の年末商戦シーズンの売上が前年から4.1%増え、5861億ドル(約46兆3019億円)になるとの見通しを出している。プレゼントや装飾、グリーティング・カードに費やす費用については、1人当たりで平均749.51ドルが見込まれ、740.57ドルだった2011年から若干の増加が予想されている。

NRFのマシュー・シェイ会長兼CEO(最高経営責任者)は、「我々は一年を通してこの種の、“慎重でありながらも楽観的”という消費者の傾向をみてきた。経済的に多くの問題を抱えているものの、人々は友達や家族と一緒にシーズンを祝うことを望んでいるようだ」とコメントしている。

ここ数年、米国では不況が消費者の行動にどのような影響を及ぼすのかが繰り返し問われてきた。経済の低迷が長引いたことで、今や消費者は限られた予算での生活や不必要な買物の削減、クーポンやバーゲンの利用に慣れている。NRFによると、今年の年末商戦に関しては、経済状況が消費活動に影響を及ぼすと答えた人は2011年の62.2%から、2012年は52.3%にまで減っているという。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧