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全米小売業協会/休暇シーズンの売上予想、ここ10年で最も強気

2012年10月03日 / 海外経営

全米小売業協会(NRF)は10月2日、2012年の米休暇シーズンの売上高が前年比4.1%伸長し、5861億ドル(円換算、約45兆7000億円)に達するとの予想を発表した。

同数値は、ここ10年の売上高成長率の平均3.5%を上回る。政局や財政の不透明さがあるものの、消費者信頼感に改善の兆候がみられることなどを理由としている。2011年の休暇シーズンの売上高成長率は5.6%だった。

マシュー・シェイNRF会長兼CEO(最高経営責任者)は、「リセッション以来、NRFの売上高予想としては、最も楽観的だ。大統領選挙や『財政の崖』問題による混乱、将来的な経済成長に対する不安などの様々な不安要因が、消費者の支出に影響をもたらす可能性はある。しかしながら、我々は結局のところ、小売企業による販促活動が休暇シーズンの買い物客の琴線に触れるとの楽観的な見方をしている」とコメントしている。

最近発表された米経済指標では、所得成長率が低迷しており、失業率も高止まりしたままだが、一方で、消費者信頼感や住宅価格の指標が改善するなど、ポジティブな結果も出てきている。

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