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わらべや日洋/生産関係システム導入で、営業利益15.6%減

2009年10月06日 / 決算

わらべや日洋が10月6日に発表した2010年2月期第2四半期決算によると、売上高は743億600万円(前年同期比2.8%減)、営業利益26億4800万円(15.6%減)、経常利益27億500万円(15.2%減)、当期利益15億3700万円(6.3%減)となった。

第2四半期は食品関連事業の売上高が前期比で、ほぼ横ばいにとどまったこと、製造設備関連事業と人材派遣事業での市場縮小の影響を受け売上高は減収となった。

事業別の概況は、食品関連事業は販売食数は伸びたものの商品単価の下落で、売上高は571億900万円(0.1%減)と横ばいで推移。営業利益は、製造各社の経営効率改善と水道光熱費の減少があったものの、生産関係システム導入に係わる一時費用、南アルプス工場稼働に係わる初動費用負担で24億4500万円(3.0%減)となった。

食材関連事業の売上高は、水産加工品の伸び悩みにより98億7500万円(5.2%減)、営業利益は売上高の減少とシステム再構築に係わる一時的な費用負担により、1億5200万円(14.4%減)だった。

物流関連事業の売上高は、運搬料率の変更にともない共同配送事業向けが減少したものの、ネットスーパー関連の軽貨宅配事業が順調な伸びを見せ、51億7200万円(0.6%増)と微増。営業利益は、共同配送事業における運搬料収入減少の影響で1億2800万円(32.2%減)と大幅減となった。

その他の事業は、電子機器などの輸出関連産業向け売上の減少などで、売上高は21億4900万円(42.3%減)、営業損失は1億700万円(前期は1億9300万円の営業利益)となった。

通期は売上高1500億円(1.5%増)、営業利益38億7600万円(19.1%減)、経常利益38億2000万円(20.0%減)、当期利益22億7300万円(19.4%増)を見込んでいる。

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