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わらべや日洋/旧わらべやの業績改善などで増収増益、営業利益20%増

2009年04月11日 / 決算

わらべや日洋が4月10日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は1477億7900万円(前年同期比3.8%増)、営業利益47億9300万円(20.2%増)、経常利益47億7200万円(25.5%増)、当期利益19億400万円(12.1%増)の増収増益となった。

3月よりグループ名を「フレボグループ」に改称、子会社のわらべや、ニチヨーキャリー、東京フードシステムの3社は、3月1日付でデリモア、ベストランス、プロシスタスにそれぞれ社名変更した。

事業別の概況は、食品関連事業の売上高がデリモア(旧わらべや)の売上伸長、東海地区の納品店舗数の増加などで1105億9400万円(0.6%増)となった。営業利益はデリモアの業績改善、北海道地区の工場再編での一時費用の解消、一昨年4月より稼動した東京工場の初動負担の解消などで38億600万円(23.0%増)と伸長した。

食材関連事業の売上高は、水産加工品の売上の伸びで増収となり、営業利益は業務の効率化を図り管理費用の低減に努めたものの、取引先の倒産で貸倒引当金を計上したため減益。売上高は201億9500万円(0.4%増)、営業利益は1億9900万円(12.4%減)となった。

その他の事業は、同期より連結範囲に含めたソシアリンク(人材派遣など)の連結売上高への貢献はあったものの、前期に大型工事の売上を計上した製造設備関連事業が低調に推移。売上高は66億3700万円(167.9%増)と大幅増を記録したが、営業利益は2億4700万円(3.0%減)となった。

次期は9月に予定している既設の伊那、山梨両工場の南アルプス工場への集約・統合、12月にセブン-イレブン・ジャパンの北陸進出に対応した北陸工場の稼動などで、売上高1517億4500万円(2.7%増)、営業利益38億7600万円(19.1%減)、経常利益38億2000万円(20.0%減)、当期利益22億7300万円(19.4%増)と増収減益の見通し。

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