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イオン九州/通期業績予想で営業利益56%下方修正

2010年03月18日 / 決算

イオン九州が3月18日に発表した2010年2月期通期業績予想修正によると、売上高は2589億円(前回予想比1.6%減)、営業利益4億8000万円(56.4%減)、経常利益4億円(50.0%減)、当期利益9億4000万円(291.7%増)となる見通しだ。

親会社のイオンを含む主要国内グループ各社で設立しているイオン企業年金基金における退職給付制度改訂にともない、過去勤務債務の一括処理として特別利益を計上する。特別利益計上額は9億2400万円に達したため、当期利益は大幅増となる見通しだ。

12月度(11月21日~12月20日)は、売上は既存比100.0%と順調に推移したが、年明け後は顧客の生活防衛行動が強まり、売上が伸び悩んだことに加え、在庫処分による売価変更の増加などにより荒利率も低下した。経費面では、働き方改革や人員の再配置による人件費の削減、省エネや設備投資、店舗維持費の見直しによる設備費の圧縮、販促媒体の変更による販促費の効率化等による経費削減を継続実施した。

第3・第4四半期(9月21日~2月20日)では前年同期間に比べ約12億円の営業利益の増加が見込まれるものの、第2四半期累計期間の公表数値の不足を補うことができない見込み。

通期の会社合計の売上高は計画に比べ約43億円の不足、前期に比べ約91億円程度減少し、売上総利益率は計画に対して約0.4ポイント程度下回る見込みだ。一方、経費面では、通期で前期に比べ約44億円削減の見通し。

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