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カンセキ/売上高8.1%減、粗利益率改善で営業利益90%増

2010年01月12日 / 決算

カンセキが1月8日に発表した2010年2月期第3四半期決算によると、売上高は230億4600万円(前年同期比8.1%減)、営業利益6億6600万円(90.2%増)、経常利益3億4500万円(前期は7300万円の経常損失)、当期利益1億2800万円(1億6600万円の当期損失)となった。

第3四半期は暖冬が影響し、植物園芸、素材塗料が好調だった反面、季節商品の中心である暖房用品などの冬物商材の売上が減少した。これでホームセンター事業の売上高は前年を下回った。

一方、粗利益率向上への取組による改善が進み、0.7%粗利益率が改善。経費削減効果もあり営業利益では前年を上回った。

店舗状況は、昨年8月30日に田島店、11月23日に西那須野店の2店舗を閉店し、閉店後賃貸店舗として活用する。これによりホームセンター事業の店舗数は28店舗になった。

WILD-1事業では、休日の増加やトレッキング需要の高まりなどで好調だったが、暖冬傾向のため冬物衣料の販売が鈍化。今期は、キャンプ用品など新コーナー設置による売り場の活性化を図り、前年比で客単価が上がっている。

来客数は微減となり今後は、WILD-1会員の新規獲得と既存会員への来店動機付けとなる施策を図り客数の増加を目指す。売上高、営業利益は計画通りに進捗しているとしている。

その他事業では、オフハウス店舗は、買取を強化し品揃えを充実することで販売力の強化を図った来店客数が増加傾向にあり、売上、利益ともに計画通りに推移。業務スーパー店舗においては、業務需要のほかに一般の来店客が増加し、全店で来店客が増加。エブリデーロープライスのコンセプトが支持を得て売上、利益ともに順調だとしている。

通期は売上高304億円(6.2%減)、営業利益7億7000万円(87.5%増)、経常利益3億3200万円、当期利益7000万円を見込んでいる。

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