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カンセキ/通期営業利益39.5%減、当期損失3億1900万円

2009年04月14日 / 決算

カンセキが4月14日に発表した2009年2月期の連結業績によると、売上高324億800万円(前年同期比4.5%減)、営業利益4億1000万円(39.5%減)、経常損失1億4200万円(前期は8500万円の経常利益)、当期損失3億1900万円(5500万円の当期利益)となった。

事業別にみると、ホームセンター事業は、ハウスカード「スマイルカード」の情報を活用し、ダイレクトメールを強化するなど来店への動機付けを更に促進した。秋口以降の消費動向の急激な冷え込みにより売上計画を下回った。

2008年3月に神栖店の業態変更と同年10月に鶴田店を賃貸契約満了で閉店した。ホームセンター事業は店舗数30店舗となった。売上高は231億7400万円(8.3%減)だった。

WILD-1事業については、個別の店舗でのイベントを強化した。アウトドアに関する知識と知恵、ツールなどの情報を発信する基地として顧客へのアプローチを深めるとともに、アウトドアライフのステップアップに注力した。

売上高は53億2300万円(4.5%増)。業務スーパーでは、円高還元値下げセールを実施した。エブリデー・ロープライスを基本として、同社の栃木県内でのドミナント化を図っている。売上高は29億1600万円(0.3%増)。

次期の見通しは、主力のホームセンター事業を中心に、「利益率の改善」、「在庫の効率化」、「経費の削減」に努める。棚卸資産の評価に関する会計基準適用に伴う売価還元低価法の採用により、たな卸資産の評価損8500万円を特別損失に計上する予定。

次期の連結業績予想は、売上高308億円、営業利益6億8000万円、経常利益1億200万円、当期損失9700万円を見込んでいる。

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