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カンセキ/販売管理費などの削減効果などで営業利益62%増

2009年07月10日 / 決算

カンセキが7月10日に発表した2010年2月期第1四半期決算によると、売上高は80億300万円(前年同期比8.2%減)、営業利益2億5800万円(62.0%増)、経常利益1億1900万円(1966.8%増)、当期利益2700万円(前期は2900万円の当期損失)となった。

主力事業のホームセンター事業で、春先より園芸関連や自転車の販売が好調に推移。反面消費マインドの低下などや、前年度に神栖店、鶴田店を閉店したため、ホームセンター事業の売上高は前年実績割れとなった。粗利益率の改善では、開発商品を積極的に導入し、売り場の商品構成を見直して0.8%、粗利益率が改善された。

また、WILD-1事業はキャンプ用品が好調に推移し、トレッキングが引き続き好調に推移。一方ウェアーや釣具関連の伸びが鈍化し、今後の重点課題となっている。店舗施策として、メーカーと協力して新設のコーナーを常設し売り場の活性化を図っている。

WILD-1事業の売上高は大きな変動はないという。食品販売事業、リユース事業とその他事業も売上、利益ともに堅調に推移し、計画の利益高を確保できた。経費面では、人件費や広告宣伝費などコストの見直しを行い、同期は増益を確保。販売費・一般管理費の継続的な削減に現在も取組んでいる。

なお、棚卸資産の新会計基準適用で、棚卸資産の評価損8400万円を特別損失として計上した。

通期は売上高308億円(5.0%減)、営業利益6億8000万円(65.6%増)、経常利益1億200万円、当期損失9700万円を見込んでいる。

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