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キタムラ/減収で当期損失24億円に

2009年11月05日 / 決算

キタムラが11月5日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は661億100万円(前年同期比13.4%減)、営業損失23億9900万円(前期は10億8500万円の営業損失)、経常損失16億8100万円(5億400万円の経常損失)、当期損失24億3900万円(8億8800万円の当期損失)となった。

第2四半期は主力のイメージング売上の拡大、新業態への変革などを実施。来客数を向上させるために、スタジオマリオを既存のカメラのキタムラ内に108店を併設出店し、売上単価向上策として、高品質の「プレミアム証明写真」を全店に導入した。

またフォトブックの商品拡充策として、手軽に作れる「ミニミニフォトブック」を500円で発売。自由にレイアウトができ、コメントも書き込める「フォトブックフリーデザイン」も発売した。

さらに携帯電話の画像から作れる「ケータイフォトブック」の販売促進策として3アイテムを追加。これらに加え、顧客の画像を預かる「マイフォトボックス」を立ち上げた。商品以外の取組では、スタジオマリオ110店の出店と並行して人件費、販売費の削減を推進し、販売費・一般管理費も前年より2.4%減少した。しかし、フィルムプリント、デジカメプリントの減少をカバーするまでには至らず、デジタルカメラの単価ダウンなどで減収減益となった。

通期は売上高1482億2900万円(3.7%減)、営業利益4億200万円(66.8%減)、経常利益12億2500万円(43.4%減)、当期利益3億円(66.8%減)を見込んでいる。

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