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キユーピー/物流事業などが貢献、当期利益47.4%増

2009年03月30日 / 決算

キユーピーが3月30日に発表した2009年11月期第1四半期決算によると、売上高は1089億5400万円(前年同期比2.0%減)、営業利益26億2100万円(21.8%増)、経常利益27億400万円(28.6%増)、当期利益14億1900万円(47.4%増)となった。

事業別の概況は、食品事業では調味料・加工食品事業で引き続き健康訴求タイプを中心にマヨネーズが好調だった。またグループの連携を強化し、サラダの主菜化戦略に取り組んだ。2月にはドレッシングの小容量化商品を発売、値頃感などを訴求し需要拡大に努めた。健康機能事業は、ヒアルロン酸が食品・化粧品用途などを中心に拡大し、米国と日本で変形性膝関節症等向けの「ヒアベスト」がエビデンス(ヒト経口摂取試験結果)を取得したことで、国内外への展開を強化した。

タマゴ事業では、液卵加工技術を活かしたメレンゲベース、パータボンブベースの機能性液卵が好評だったほか、乳化・焼成技術を活用したタマゴ加工品などの拡大を図った。

サラダ・惣菜事業は、仕入販売品の取扱いを絞った影響が見られたものの、旬の野菜を活かしたカット野菜、健康訴求商品の品揃えを充実させるなどしたが、食品事業売上高は3.0%減の860億8600万円、営業利益は33億900万円(3.2%増)となった。

物流事業は、受注や在庫管理などの徹底した業務の標準化、品質本部の新設により物流品質の向上に努め、倉庫作業支援システムなどの運用や小ロット品取扱いの効率化などもあり売上高は228億6700万円(2.0%増)、営業利益は燃料価格の値下がり効果などで3億2000万円と前期比3億6500万円の増益となった。

通期は売上高4800億円(1.3%増)、営業利益165億円(17.6%増)、経常利益165億円(16.3%増)、当期利益85億円(10.1%増)と増収増益の見通し。

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