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キユーピー/第2四半期、食品事業の増益などで売上高3.9%増

2009年06月30日 / 決算

キユーピーが6月30日に発表した2009年11月期第2四半期決算によると、売上高は2259億5300万円(前年同期比3.9%減)、営業利益75億6000万円(13.3%増)、経常利益78億1400万円(6.9%増)、当期利益40億5300万円(30.2%増)の減収増益となった。

事業別の概況は、食品事業の調味料・加工食品事業では、健康訴求タイプを中心にマヨネーズが好調だったことに加え、つくりたての美味しさや値頃感を訴求した小容量化商品の需要拡大に努めた。一方でマヨネーズ・マヨネーズタイプの価格を5月1日出荷分より改定した。健康機能事業は、ヒアルロン酸が食品、化粧品用途などを中心に伸長。また、ベビーフードを3月に全面リニューアルし、アレルギー配慮食品を拡充した。

タマゴ事業では、鶏卵相場に連動したタマゴ商品の売上高減少の影響が現れた一方、液卵加工技術を活かした機能性液卵(メレンゲベース、パータボンブベース)が引き続き好評だった。さらに乳化・焼成技術を活用したタマゴ加工品などの拡大を図った。

サラダ・惣菜事業では、事業基盤の整備の影響が現れる中、消費者の低価格・高品質志向のため品揃えを充実させ、需要喚起に努めた。また、3月に工場を新設し、首都圏の需要拡大に対応するべくカット野菜の生産体制を増強した。食品事業の売上高は4.1%減の1802億9900万円となり、営業利益は9.0%増の88億1600万円となった。

物流事業は、売上高は2.8%減の456億5400万円。営業利益はパレット費用の削減などの合理化により8億9600万円と48.8%増と大幅増を確保した。

通期は売上高4650億円(1.9%減)、営業利益165億円(17.6%増)、経常利益165億円(16.3%増)、当期利益85億円(10.1%増)を見込んでいる。

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