流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





キリン堂/当期損失4億4300万円に下方修正

2010年03月30日 / 決算

キリン堂は3月30日、昨年9月24日に発表した2010年2月期決算の業績予測を修正した。

修正後の予測値は売上高1049億6400万円(当初予測より1.0%減)、営業利益12億3200万円(17.8%減)、経常利益15億2700万円(10.1%減)、当期損失4億4300万円(当初は2億5000万円の当期損失を予想)となった。

2010年2月期は、第4四半期の来店頻度が減少し、冬場の風邪薬関連商品の売上が低迷した。経費の効率的な活用と削減に注力し、販売費・一般管理費は予想を下回ったものの、売上総利益の未達を補うには至らなかった。

調剤売上の売上高に占める割合が高まって課税売上割合が95%未満となり、仕入などに係る消費税の一部を税額控除することができなくなったため、租税公課が予想より2億円程度増加する見通し。

さらに棚卸資産の評価に関する会計基準を適用し、自社と連結子会社の店舗内の商品の評価基準と評価方法を見直したため、棚卸資産評価損9億1900万円が発生。

店舗設備などに減損損失6億1600万円が発生したことなどで、17億4300万円の特別損失が発生し、当期利益に影響した。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧