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ケンコーコム/売上増も販管費増大などで当期損失1億1100万円

2009年02月08日 / 決算

ケンコーコムが2月6日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は76億4200万円(前年同期比33.6%増)、営業損失8100万円(前期は500万円の営業利益)、経常損失9200万円(100万円の経常損失)、当期損失1億1100万円(1億1000万円の当期損失)の赤字転落となった。

同期は上期までに整備した物流センターやシステムを軸に、商品点数の拡大を図った。このため昨年12月末現在の取扱商品数は11万3063点と、前年度末から1万1324点増加した。リテイル事業ではモバイルやモールなどでの各種マーケティング施策の推進、送料無料ラインの変更、変動費の見直しなどを実施。メディア事業とドロップシップ事などの新規事業は、顧客開拓の成果が次第に表れつつある段階に差し掛かっているという。

並行して、厚生労働省の策定した医薬品のインターネット販売規制につながる省令案に反対の立場を表明。国民的議論の必要性と公的な検討会の設置を求め、関係団体や関係省庁に積極的な働きかけを行った。利益面では販売管理費が増加し、大きく影響した。

通期の業績予測は間接費用の増大や棚卸資産の評価損計上と売上減などで、業績予測を修正。修正後の売上高は103億円(4.6%減)、営業損失6000万円、経常損失7500万円、当期損失1億円と引き続き赤字となる見通し。

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