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ケンコーコム/改正薬事法関連の規制対応費用などで当期利益6300万円

2009年08月07日 / 決算

ケンコーコムが8月7日発表した2010年3月期第1四半期業績によると、売上高31億9000万円、営業利益7600万円、経常利益7200万円、当期利益6300万円となった。

グループでは新型インフルエンザの国内感染報道をうけ、衛生医療や医薬品などのパンデミック対策関連商品に対する需要が急増した。5月には単月売上高で過去最高を達成し、損益分岐点を上回る売上獲得が同四半期の利益確保につながった。

その一方で、6月1日に完全施行された改正薬事法に関連する省令により、大半の一般用医薬品のネット販売が規制された。グループでは、外観上存在する法に則る体制で一般用医薬品の販売を継続しており、医薬品売上高(前期売上高のうち約7%)は、法施行後の6月には前月売上高の62.4%減となるなど、大きな影響を受けた。

薬事法に関連した規制対応費用や固定資産除却損を特別損失に計上したことから、当期利益は6300万円となった。

セグメント別にみると、リテール事業の6月末現在の取扱商品数は13万7234点。取扱商品数の拡大と重点カテゴリーの深耕を積極的に推進した。パンデミック対策関連商品への需要の増大もあり、リテール事業の売上高は28億7900万円となった。

通期の業績予想は、売上高120億円、営業利益9000万円、経常利益7500万円、当期利益3000万円の見通し。

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