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コメリ/ホームセンター事業は前年並み、当期利益2.0%減

2008年10月28日 / 決算

コメリが10月28日に発表した2009年3月期中間決算によると、売上高は1421億3500万円(前年同期比5.0%増)、営業利益は102億2000万円(1.4%増)、経常利益は100億4800万円(0.9%減)、当期利益は55億3300万円(2.0%減)と減益となった。

ホームセンター事業をみると、「金物・資材・建材」では建築市場の低迷を受けて落ち込み、これに伴ってグループの売上高も伸び悩んだ。

「家庭用品」「オフィス・レジャー用品」では、ペット用品が好調に推移したが、来店客数が減少し、日用品と家具・収納用品の売上高が伸び悩んだ。

しかし、「園芸・農業用品」は好調に推移し、売上全体をけん引した。主力商品の農業従事者向けの農業資材、肥料・農薬は好調に推移し、売上高と販売数量は前年実績を上回った。野菜苗の売上高も好調に推移した。

これらのことから、ホームセンター事業での既存店売上高は、前年同期比で0.2%減となり、前年並みで推移した。

一方、ホームセンター事業の商品荒利益率では、値入率の改善や「自社開発商品」の売上構成比を拡大し、前年同期比で0.3%改善することができた。

新規出店については、大型ホームセンターのパワー(PW)を2店舗、ハードアンドグリーン(HG)は、九州地区の4店舗を含めて6店舗を出店し、合計で8店舗を出店。一方で、ホームセンター(HC)を2店舗、HGを2店舗閉店した。

このため、グループの店舗数は、PWが11店舗、HCが126店舗、HGが788店舗で、合計では925店舗。

通期の出店では、PWが3店舗、HCが1店舗、HGが46店舗の合計50店舗を予定している。

なお、通期の見通しは、売上高は2890億円、営業利益は166億円、経常利益は161億5000万円、当期利益は91億5000万円。

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