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コーナン商事/販管費抑制で増収増益、売上高1470億円

2008年10月12日 / 決算

コーナン商事が10月10日に発表した2009年2月期中間決算によると、売上高は1470億5200万円(3.5%増)、営業利益68億8000万円(22.5%増)、経常利益53億6900万円(9.0%増)、当期利益20億6100万円(53.8%増)と増収増益となった。

出退店状況は、ホームセンター2店舗(神奈川県)を新規出店し、既存店合理化のため3店舗を閉店。期間店舗数は217店舗(ホームストック54店舗含む)となった。売上高は前期に出店した12店舗のフル稼働で3.5%増加。

また、既存店売上高は春先の低迷を夏場に取り戻し前期比と増減なしの水準までこぎつけた。商品別動向では、台所用の金物・水道用品やペット関連用品は高い伸びとなったが、文具・事務用品などが伸び悩んだ。売上総利益の前年同期比伸率は7.9%で、売上高伸率を4.4ポイント上回り、売上総利益率は31.4%増で1.3ポイント改善した。

売上総利益が33億9200万円、売上高が8億400万円増加したのに対し、販売費・一般管理費は29億3200万円の増加にとどまったため営業利益が12億6400万円増加。このほか、新規出店時の賃借料が13億1300万円(7.7%)増加した他、人件費が4億7700万円(3.8%増)、水道光熱費が2億400万円(12.1%増)、支払手数料が3億8000万円(51.8%増)など固定費も増加。水道光熱費の増加は燃料単価の上昇によるものだが、コスト削減では楽観できない状況が続いている。

通期は上期実績が予想を下回ったこと、特別損失の発生を踏まえ10月6日付で業績修正を行った。修正後の業績見込みは、通期売上高2881億円(3.0%増)、営業利益124億7000万円(27.9%増)、経常利益95億円(15.7%増)、当期利益41億円(前期比30.3%増)と見込んでいる。

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