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サトー商会/営業利益3.2%増

2010年01月25日 / 決算

サトー商会が1月25日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は344億6100万円(前年同期比4.0%減)、営業利益9億9100万円(3.2%増)、経常利益11億4000万円(2.0%減)、当期利益6億2800万円(8.4%減)となった。

全社的には他社との差別化のため、顧客に有利なプライベート・ブランド商品の提供に努めた。併せて、消費者ニーズや低価格商品に的を絞り、取扱アイテムの削減に努めたため、物流コスト、商品管理コストなど販売管理費の削減に繋がった。

部門別の概況は、卸売業部門で低価格メニューに対応する商品開発や技術支援を行い、メニュー提案、売場提案、販促提案など顧客とともに集客アップに取組んだ。また営業支援策として、業種別に商品の選定、販売促進活動、事業運営の効率化など業種別支援体制の一元化を推進。

迅速な意思決定のため、営業本部を営業本部(卸売業部門)、C&C本部(小売業部門)、業務本部(物流部、システム部)の3本部制に再編成した。これにより適切な業種別戦略の実施に結びつき、付加価値の高いサービスが提供できた。売上高は298億6700万円(4.8%減)、営業利益は10億5200万円(7.2%増)となった。

小売業部門は、業務用食品専門店としての特長を発揮するため、中小飲食店業者に対しダイレクトメールなどによる販売促進を実施。来店客数のアップと新規会員を獲得した。また、継続して市場価格の調査を行い「地域一番の価格で提供」しジェフサPB商品の拡販にも注力。

さらに仙台市中心部のシェアアップのため、17店舗目の業務用食品直売センターの仙台朝市店を開設した。小売業部門の売上高は45億9300万円(1.7%増)、営業利益は3億3000万円(0.9%増)と売上高、営業利益ともに増加した。

通期は売上高465億7000万円(0.7%増)、営業利益12億5000万円(0.4%減)、経常利益14億1000万円(6.1%減)、当期利益8億4000万円(4.8%減)を見込んでいる。

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